「やっぱお前には叶わねぇよ」 クスっと笑うとやっと目を合わせてくれた その目にはうっすら涙が溜まっていた 風で揺れる木の下 立ち上がって波ぎわに走りよって大きく深呼吸をしてデカい声で海に向かって叫ぶ輝 「俺はーー桜井雫が好きだーーついでにーー今隣にいるバカも同じくらい好きだーーだからーーこのバカがもし雫を傷つけて泣かしたら…ぶっ殺すーーーー」 呆気にとられて見ていると振り返って手招きするコイツ その後を追った