やっぱりいた 砂浜のデカい木影のした座りこんだ輝 重い空気の中輝の横に座った 輝は俺がいる事に驚きもせず、ただ遠くを見つめていた。 あん時と同じ… カメラのレンズを悲しそうに覗いていた輝が頭に浮かんだ 恐らく、雫の事で悩んでんだと思う だからこそ 聞くのは辛いが、コイツが思い込むのを見てる方が辛い。 「なぁ…」 力なくそう言うと俺と顔を見合わせる輝 「んだよ」 相変わらず冷たくしか輝に接しられない。 なんつー自分の性格の悪さがヒシヒシ伝わった