「まったく、雫をいじめないでよねっ」 海の中に勢いよく入ってくると俺から雫を奪うコイツ 「おいっ夏川」 別にいじめ…てたよな… 相手は女だが雫を採られるとかなりムカつく… 「悔しかったらもうちょっと雫に優しくしなさい」 舌をベーと出して皮肉に笑う夏川はこれでもかってくらい雫をぎゅうっと抱きしめた くそっ そんな夏川達に呆気にとられながらももう1人の存在を探した。 「夏川、輝は?」 俺がそう聞くと耳まで真っ赤にして夏川は俯いた