「噂に決まってんだろ?」 秀は相変わらずポーカフェイスで言ってみせた 噂… そう分かってても 胸にひっかかるモノがもう一つある。 「秀…」 ココアをテーブルに置いて思いきって聞いてみた こんな事言ったら嫌われるかもしれない…。 でも 不安なの 「秀はわ私とえっちしたいって思ったりしない?」 その言葉に持っていたコーヒーを床に落としてしまった秀 ボトっと鈍い音を立てマグカップが地面に落ちコーヒーがカーペットに染みてゆく 恥ずかしくなって 思わず顔を隠した