「それに…」 俺は、思っていたことを、口にしそうになった。 「それに?」 “しそうになった”ではなく“していた”。 優梨亜ちゃんは言ったことに対して尋ねてくる。 「…なんでもないよ。あ、それより、食堂」 俺は食堂の入り口で、扉に指をさす。 運よく食堂の前に着き、優梨亜ちゃんの、 気をそらすことが…できたはずだった。 ***********