「そんなにあの可愛いのが大事かよ」
「アンタが気に入らねぇのは俺だろ! 関係ねぇヤツ巻き込むんじゃねーよ!」
「今度は偽善者ぶるのかよ。お前ってホントにムカつくぜ」
俺に歩み寄って、胸ぐらを掴む。
俺も負けじと、ヤツのを掴み返す。
そのまま暫く睨み合ったけど、それじゃ埒が明かない。
「神宮はどこだ」
痺れを切らした俺は、再び問いかける。
先輩は余裕そうなツラで「放せよ」と言ってきた。
渋々俺が手を下げると、ヤツは俺を突き飛ばす様に手を放す。
「そうだなぁ――」
嫌らしくヤツの広角が上がった。
見下す様な視線を向けられて、俺は思わず拳を握り締める。
「アンタが気に入らねぇのは俺だろ! 関係ねぇヤツ巻き込むんじゃねーよ!」
「今度は偽善者ぶるのかよ。お前ってホントにムカつくぜ」
俺に歩み寄って、胸ぐらを掴む。
俺も負けじと、ヤツのを掴み返す。
そのまま暫く睨み合ったけど、それじゃ埒が明かない。
「神宮はどこだ」
痺れを切らした俺は、再び問いかける。
先輩は余裕そうなツラで「放せよ」と言ってきた。
渋々俺が手を下げると、ヤツは俺を突き飛ばす様に手を放す。
「そうだなぁ――」
嫌らしくヤツの広角が上がった。
見下す様な視線を向けられて、俺は思わず拳を握り締める。


