それから琴夜は何も聞いてこなかった。 琴夜、ごめんね…。 僕は少し弱すぎたんだ。 琴夜に一番聞きたいことを聞けなかった。 "けいた"の存在…。 琴夜を傷つけるのが恐かったんじゃないんだ。 傷つくのを恐れていたのは僕なんだ…。 ねぇ、琴夜…。 僕は君の悲しすぎる過去を埋める自信なんてありませんでした。