「ねぇ…」 「えっ…?」 誰かに話しかけられたような気がして、反射的に振り向いた。 だけど、そこには誰の姿も無かった。 「空耳…?」 「…違うよ」 「えっ…!?」 また、さっきの声だ! 「誰…?」 「僕…、啓太だよ」 啓太…? 姿なんて見えるはずがなかった。 だって、その声は空から降ってきたものだったんだから。