遊園地は夏休みなだけあって混んでいる。

「うわぁ…混んでるねぇ…
雷斗何から乗る?」

「まずはジェットコースターだろって言いたいとこだけど俺無理だ!!」

「私ジェットコースター苦手だからいいよ☆

じゃあコーヒーカップ乗ろっ!!」


俺と結香は何もかも忘れてはしゃぎ続けた──…。


「雷斗!私ちょっとトイレ行って来るからここで待ってて☆」

「分かった!!」

結香はトイレの方にかけて行った。
俺はケータイを取り出した。そして電話をかけた。


さっき見たチャペルに『予約』の電話を──…。