朝を迎えた。

起きると昨日のように結香が朝ごはんの準備をしている。

「結香おはよう!」

結香振り返った。

「雷斗おはよう!!」

昨日の涙が嘘のように結香は太陽のような笑顔だった。

嘘ではないか……?


一瞬疑ったが現実は受けとめなければならないと思い首を横にふった。きっと心のどこかで嘘であってほしいと思っているんだ…。


結香は不思議そうな顔で俺を見ていたがまた料理を再開した。


俺は昨日と同じようにテーブルまで移動した。


結香は手際よく料理をしていて…少し見とれてしまった。