朝方なぜか目の覚めた俺……。

隣を見てみると結香がいない…トイレかと思いまた寝ようかと思った途端だった。


俺は見てしまった……。




結香の涙を──…。




初めて結香のあんなに切なそうな泣き顔を見た……。



そして俺は聞いてしまった。




結香が窓の外……




星空に向かって話していることを……。




「神様……私は雷を愛しています。

どうか雷斗の最後まで一緒にいたいです。

私はそれしか望みません。
だから10日間じゃ短か過ぎるのです。


お願いです神様──…。もう泣くのは最後にしますから…。」