「ありがとう──…。」

結香は笑顔で見つめている。

俺は正直泣きそうになった。あまりに結香が俺のこと好きでいてくれてるか分かったから…。


「雷斗!荷物重いから早く帰ろ!!」

「俺ん家だけど!!」

「なんか同じ家に帰るなんて新婚みたい☆」

そう言って結香はまた笑った。


俺も笑った……。