にこにこしながら食べている結香を見ると思わず抱きしめたくなった。

結香は俺が見つめていることに気づいたようでフレンチトーストを口に含んだままこっちを見た。

フレンチトーストを飲み込んだ。

「どうしたの?雷斗?」

俺は無意識に結香に抱きついていた。

結香はなんの抵抗もせずに俺の腕の中にいる。

「結香…大好きだ──…。」
今までなかなか言えなかった言葉が勝手に口から出てきた。

俺はどうしようもなく恥ずかしくなり、結香をもっと抱きしめた。

「私も大好きだよ。」

そんな君が愛しくて…


愛しくて──…。