朝……起きると隣に寝ていたはずの結香の姿が見えなかった。

途端にどうしようもない不安に襲われた。

俺はがばっ!!っと起き上がると狭い部屋を見回した。
「いた…。」

結香はキッチンで何か作っているようだ。

俺の声に気づいたのか結香が振り返った。

「あっ!!雷斗おはよう☆」

「おはよう!!何してるんだ?」

「朝ごはんの支度だよ!!待っててもう少しだから…。」

そう言うと結香はまたキッチンの方を向いた。

一安心した俺はベッドからテーブルまで移動して、座っていた。


結香は楽しそうに料理をしている。

俺はそんな結香の様子を眺めていた。