「私のことは結香ってよんでね!!」


俺は大分動揺しながら。

「お……俺は雷斗って呼…んで。」

結香はくすくすと笑いながら俺を見た。黒目がちな瞳に少しドキッとしてしまった。



そして図書館に入った。古い本多いのか独特の匂いが鼻をかすめた。

「やっぱり多いねえ。」

結香はため息をついてさっそく本を棚から降ろし始めた。