病室に向かって歩いている途中に受付の看護婦にいきなり声をかけられた。

「佐上様。」

「はい。」

「お客様が入らして居ましたので、病室で待っていただいています。」

俺は首を傾げた。

俺に客?

誰だろう……。

俺は予想もつかない。

俺は速足で病室に向かった。