1人になったら急に寂しくなった。

「何もやることないし暇だなあ……。」


急に眠気が襲って来たので寝ようと思ったらいきなり病室のドアが開いた。


個室だから俺に用の人しか入って来ないはず……。


入って来たのは若い男の病院の先生だった。

「なんですか?」

先生は微笑むと近くの椅子に腰かけた。

「佐上くん君に話があるんだ。僕は神田川流(かんだがわりゅう)と言います。」

微笑んでいた神田川先生はいつの間にか真剣な顔になっていて…。

俺は緊張した。