俺は風呂を上がった。
結香は簡単に朝ごはんを作り終えていた。

俺は笑顔でテーブルの近くに座った。

「雷斗…?私のために明るく振る舞ってくれてありがとう……。」

「へっ?」

やっぱりうまく笑えてなかったんだ……。

「無理…し…なく…ていいよ…?」

そう言う結香は……泣いていた。

俺も泣いた…。

朝ごはんを食べながらも泣いた。