朝になった。

昨日は帰って来た後すぐに寝てしまった。

そして今…結香は風呂に入っている。

いよいよ『運命の日』が来てしまった。

今日は俺と結香の結婚式の日であり……結香が違う世界に帰る日でもある。

『できることならお互い笑顔で別れたい。』

それが俺の考えだ。

でも、今の俺には泣かない自身が全く無かった。