部屋に帰った。

すでに日は沈んだから部屋の中は少し薄暗い。

カーテンを閉めて電気をつけた。

結香はふぅっと一息ついてベッドに腰かけている。

俺も結香の隣に腰かけた。
「あははっ!!」

結香が不意に笑った。
俺が不思議そうな顔をすると結香は笑いながら言った。

「雷斗とこうやって居られるのってなんか幸せ!!」

「どうしたんだよ、いきなり。」

「へへっなんでもない☆」

結香は舌をぺろっと出した。

「よーし!!今日は俺が夕ごはん作るぞ!!」

「どうしたの雷斗?

っていうか料理できるの?」
「こう見えて俺は料理できるんだよ!!」

そう言って俺はキッチンへ向かった。