帰ろうとしてる時にぃ(>_<)


あたしのテンションが、一気に下がる。

「せっかく会ったんだから、1杯くらい付き合ってよ、ね、彼女」

と言って、男は、祥子さんに、話しかける。

「そ〜よ!まだ、飲むわよ!」

祥子さんは”1杯”という言葉に反応したのか、突然起きた。


カンベンしてください(-_-;)


「1杯くらい、いいじゃない!」

祥子さんは、帰る気ナシだった。

あたしは、祥子さんを一人に出来ず、1杯だけ付き合うことにした。

「俺、シン。あいつ、イチ」

あたしの隣に座った男が、勝手に自己紹介をした。

「じゃ、乾杯。でも、あんたら2人で飲んでるのは、犯罪でしょ!」


ハァ〜(-.-)?


あんたらって……(-.-)


シンが、勝手に話し始めた。

「俺達、今来たんだけど、すぐ目にとまったし。野郎無しで、飲んでるのは犯罪っしょ!」


あ〜〜ウザイ(-.-)


ちょっと騒ぎ起こしてくれないかな。


即逮捕するのに(__)


祥子さんを見ると、祥子さんは、乾杯のお酒を一口飲んだだけで、結局倒れ込むように寝てしまった。

その様子を見て。

「ごめんなさい。もう帰るわ、ごちそうさま」

と、祥子さんを、起こしにかかった。

その瞬間、祥子さんの喉元と、あたしの脇腹に、1本ずつナイフが、そえられた。

あたしの瞳が、一瞬にして鋭くなり、2人の男を捕らえた。

「動くと、ブスッと行くからな」

悪びれる様子もなく、イチが言った。

「あんた達誰?」

反撃の様子を伺っていた。

「質問は無し。俺達も、金もらって、やってるだけだからさ」

「お金貰えれば、何でもするの?」

「ま、基本ね。やりたくない事は、断るけど?南署の加納欄さん」


なんで、名前を!?


「そっちの美人さんが、麻木祥子さんだったよね」


祥子さんの名前まで!?


なに?


なにが起きてるの?


見たことない顔だけど。


「会ったことないよ、俺達。初対面だよ」

シンが、見透かしたのか、答えた。