総長とワタシ

ー…みんなは……?…ー


「か〜のじょ!俺たちと遊ばない?」

声の方に振り向くと知らない男の人が2人いた。

「マジ!!かわいいじゃん彼女っ!」
腕を捕まれてぐいぐい引っ張られる。

「は、離して!!……人待ってるの!!」

「いいじゃん!そいつらほっといて俺たちと遊ぼうよ〜!」

ニヤニヤする男たちに鳥肌がたった。

「おい、それ俺の連れだ」


「あ゛ぁ゛〜」

男たちと私は振り返った。

「俺たちの大事な大事な子にな〜にしてくれちゃってんのかなぁ?」

拓磨が首と指をポキポキならしながら近づいてきた。

「ライキ!拓磨!隼斗!」

「「美空ちゃん!お待たせっ!!」」

触るんじゃねぇオーラをバンバン出した3人を見て私の腕を付かんでた男たちはそそくさと逃げて行った。