総長とワタシ

ードンドンー

誰かが部屋のドアをたたいてるのが聞こえる………夢かな……

「…く…ん……!!……く…ん」
誰か呼んでる…?
「………うん……」

重い瞼を擦り耳を傾けた。

「美空ちゃん!起きてっ!!…学校行くよ〜!ライキ!留年すっぞ!!単位やばいんだろ!」

「……あ゛、あ゛〜」
ライキも寝ぼけながら声を出した。