総長とワタシ

黒鷹の倉庫につき車を降りた。

黒鷹の面子が100人ほど倉庫の中にいた。

「みんな頼むぞ」

俺はかかってくる黒鷹の面子を蹴散らしながら奥の部屋に進んだ。
『……ゃ………』
美空の叫び声が聞こえた。

ガチャ…
「っち…」

俺は鍵のかかったドアを壊し中にはいった。
「美空っ!!」

田口が美空に馬乗りになっていた。
怒りで震えあがった。

「田口!てめぇ!!」
すぐさま田口をつかみ殴り飛ばした。
ひどく怯えた美空を見て田口に対する怒りがわき上がってきた。
「拓磨、美空を外に連れてけ!」