総長とワタシ

俺は気が狂いそうなくらいの怒りを感じた。


ー…美空っ!無事でいてくれ!…ー


「ライキっ!」
本部に戻った俺にすぐ拓磨が声をかけてきた。

「もう少しで掴めそうだ!
田口が考えそうな事だなっ!美空ちゃん…無事でいてくれ…」

拓磨も隼斗もほかの面子も美空を本当の "家族"だと思ってくれている。

ー…美空、待っとけよ。すぐに助けに行くから…ー