総長とワタシ

「……く。……美空」


私は目をあけた。

「ラ…イキ。」

「…風邪、ひくぞ。……まだ体きついのか?」

「ううん。大丈夫!…私どれぐらい寝てたんだろっ。…あははは」


ライキが心配そうな顔をしてのぞき込む。

「……本当に大丈夫なのか?…お袋も心配してたぞ。」

「……うん。本当に大丈夫!」


私は…言えずにいた……。

次の日また学校を休んだ。