総長とワタシ

部屋に戻りライキに抱きしめられながら話した。

「…ライキ。…傷…隠そうと思う」

「は?」

「傷の上に…私もタトゥをいれる。」

すこしの沈黙のあとライキは口をひらいた。

「…なんでだ?辛いか?」

私は首を横にふる。

「急にどうした?」

「…ライキが…辛い顔するから……。隠したい。…ライキが龍でバラが私なら私は龍を守るバラの模様を入れたい……」

「……そうか。…わかった。…すまない。」

「ううん。私はうれしいよ!」