総長とワタシ

ー…もう…5時かぁ…ライキ大丈夫かな?…ー


ガチャッ

「ラ、ライキっ!」

「待たせたなっ。」

ライキの顔には殴られた傷があった。

私は手でさすりながら聞いた。
「…ここ。どうしたの?」

「あぁ。親父に殴られた。……連絡もよこさないでどこ行ってたんだって。」

「……そうなの?」

私は不安になった……

「そんな顔すんな。大丈夫だ。すげぇ心配してたから…それで殴られただけ。…4年も連絡してなかったからなぁ……」