総長とワタシ

「毎日喧嘩ばかりしてた。自分のイライラを沈めるために……。そのとき赤龍に出会った。
先代は俺をかわいがってくれた。いろんな事を教えてもらった。本当の弟のようになっ。
今の俺があるのはあの人のお陰かもしれねぇなぁ。

美空〜俺……家を捨て切れねぇんだ。こんだけ裏切って来たのに。気になって仕方ねぇんだ。かっこわり〜よな」
ライキは俯きながら力なくわらった。