総長とワタシ

「……俺の家は国内で5本の指に入る大企業の西山コーポレーションだ。
俺は一人っ子だからもちろん跡を継がないといけない。毎日外にでる間もないくらい勉強をしてた。

でも……負けたんだ……重圧に……。情けないだろ。

中学に入ってから俺は荒れ始め家に寄りつかなくなった。家にいたらいつも監視されてた。

それが嫌で逃げた。

最初は親も探してたみたいだけどな」

ライキは寂しそうに笑った。