総長とワタシ

ーー美空sideーー

私はライキたちの帰りを待ってる。

今日は無理を言って拓磨に部屋に居てもらってる。


戦いが始まったであろう時間から5時間がたっている。


拓磨も私も言葉を交わすことなくただ1点を見つめていた。


ブー、ブー……ブー、ブー

そのとき拓磨の携帯のバイブ音が響いた。