総長とワタシ

そして病室を出て行った。


私は拓磨の手を握り眠りについた。


眠りが浅くなった私の手にぬくもりを感じた。
私は勢いよく顔を上げた。

「……美空…ちゃん」

「…た、拓磨ぁぁぁ!」

拓磨の目が開き痛みにヒキツりながら笑っていた。

私は急いでライキ達に連絡した。

少しして廊下が騒がしくなった。
ライキと隼斗が息をきらし病室に入ってきた。