総長とワタシ

事件の日から３日が過ぎた…拓磨はまだ意識は戻らない……
私は泊まり込んで拓磨のそばにいた。

拓磨は頭蓋骨が割れアバラが３本、右腕、左足を骨折していた……もう少し処置が遅かったら命を落としていたと言われた。
あれからライキ達は毎日あわただしく動きまわっていた。
時間を抜って病室にも顔を出していた。

さすがにライキの顔にも疲れが見え始めていた。
体の疲れと精神的な疲れがたまっていた。

｢ライキ、……大丈夫？疲れてるでしょ？…少し休んだら？｣

｢…あぁ｣

ライキは私を抱きしめた｢少しこうさせてくれ｣と言って。

少したってライキの体が離れて私にキスをした。