総長とワタシ

私とライキは用意していた車に乗り込んで病院へ向かった。

私は震える手を必死に押さえて祈った。

ー…神様……拓磨を助けて…ー


ライキが私の震える手を握って抱き寄せた。

「大丈夫だ。……あいつは負けねぇ!」
私はコクリと頷いた。