あたしの視線の先。






「先輩部屋の番号教えてください」




あたしの体を支えながら、




佑太が言った。






「……607」






あの部屋に佑太を入れたくない。





けど今の佑太にそんな事言いにくいし。






あたしも佑太もお互い無言で、





部屋まで歩いた。









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