あたしの視線の先。





「やったぁー!!

じゃぁ先輩の家まで、

俺迎えに行きます」





なんだかあまりにも嬉しそうな彼に、


あたしもつられて笑顔になる。







「でもあたしの家分かんないでしょ?」





「だから今日、

一緒に帰りましょう」







あたしは頷くと、

机に置いていた鞄を取りに行く。











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