あたしの視線の先。






「可愛くないよ、

あたしなんて」





それでも、


彼の腕の中があまりにも心地良くて、


あたしはそっと背中に手を回した。






佑太君はそれに気付いたのか、


抱きしめる力を強くして。







突然あたしをはなした。







「俺、早緒梨先輩が好きです。


付き合ってくれとは言わないんで、


今週の土曜一緒にどっか行ってくださいっ」







まるで告白するかの様に、

手を伸ばして頭をさげてる。



………ん?





あたし、












告白された!?







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