「愛してる…有紗」


久しぶりに重なる身体は
やっぱり優しさを覚えていた。



ゆうの全てを覚えてる。



「…ゆ、う」


あたしを見下ろす瞳は
どこか冷たいけど、
優しさだって混じってる。



その瞳を独占したい。

そう思うのは…もう、
ゆうしか考えられないから。



あたしは…
ゆうが好きすぎて可笑しくなる。