君とあたしと…彼。

――次の日――


「有紗、帰るぞ」


廊下には
優しく微笑む大地。



「今行くね!」



鞄を持ち立ち上がると、
クラス全員が
一気に静止した…。


いつものことだ…。




去ろうとするあたしを
みんなは冷やかな目で
見つめがら…

そっと道を開ける。