その日の夜…
あたしはいつもの場所にいた。



住宅街を少し離れた倉庫…――。


「会ったんだろ?」



ゆうの厳しい視線は
あたしに向けられ、
答えられずにいなかった。



やっぱり言ったんだ…竜太。


ゆうの後ろには
見慣れた顔がチラホラ見えるが、
竜太の姿は見えない。




「有紗さん、話してください」



とゆうの横にきた…昴。



「昴、黙ってろ」

「…うぃ~」