-1ヵ月後-


「話し…って?」

「わかってんだろ?有紗」

「……別れ話し?」

「あァ」


休日の今日…。



見慣れた公園であたしは
聖夜に別れを告げられた。



1ヶ月程前に聖夜を選んだこの公園…。


「無理してんのわかってた」

「そんなこと…」

「素直になれよ」

「…聖夜」

「有紗を幸せには出来ねぇ」

「…なんで?」



素直になれ…?
幸せに出来ない…?


「もう決まってんだろ?」

「…ゆうのこと言ってんの?」

「あいつなら幸せにできる」



聖夜の瞳はどこか優しい。