生きて。笑いたい。







だから。




――ガタッ…!。




「えっ!?」


「……神田?…」





…あなたが居ないと。とっても不幸なの。





「…………何?神田さん…」


「……別に。」


「その手。離しなさいよ…!。」


「…………」





気が付いたら。あたしは吉濱の腕を引っ張っていた。





自分からここに歩いてきて。



自分の意志で、吉濱の腕を弱々しく掴んだ。







……もちろん。話していた女子は不機嫌な表情をつくる。






吉濱は驚いていて。あたしと自分の腕を交互に見つめている。







……あたし。何してるんだろう…。





離れるって決めたハズなのに、



どうしても傍にいたくなってしまう。