『自分が居なくなって皆が悲しむなら。嫌われて居なくなった方が良いって。…思うよな…………。
それって、辛いよな…悲しいよな……凄く怖いよな…。』
その通りだったの。
今まであたしが思ってた事。全部。
そのまま映してくれたような言葉だった。
……怖かった、悲しかった、辛かった……!。
皆が悲しむのが。
皆が苦しむのが。
そうさせない為に冷たくあしらうのが、
何よりも辛かった。
…………あたしは、何にも幸せには出来ない…。
自分の事も。皆の事も。
……今まで、あたしの手に光が来ることは無かった
ずっと、掴んでいたのは闇ばかりで……。
けどね。
昨日見た光を、…一瞬だけ掴んでみた。
「…………」
あたしは自分の手を見つめる。
この手で掴んだあの光は。
あたしには大きすぎる。
あまりにも、眩しすぎる……。


