甘え方なんて。分かんない。




求める事は、あたしがしていいような事じゃない……!。





「……っ!。じゃぁ。離して……!。」


「え…………」



「離して!!」





そう怒鳴り付けると。戸惑いながらもあたしを離した吉濱。







吉濱。




あたしは、必死になって今まで死なないできた。






それは生きたいから。




もっと。生きたかったから。









あたしは死にたくなんかなかった。




もっと長く生きれると思っていた。






「……石田さん。ごめんなさい……。」


「……………。」



「石田さんは、苦しまないで……?。吉濱の隣で、笑ってて下さいっ……。」



「……そんなの許さない。……あたしは神田さんの事嫌いだから。 陸と抱き合ってたのは事実なんだよ?それが気にくわないだけ。」



「…………」






やっぱり。




こんな事になるなら。あんな事しなきゃよかった……。






「……そうですよね。」




……馬鹿みたい。





あたしは独りで頑張ってきた。




もちろん、コレからもずっとそうする予定だったんだ。






「……吉濱。」


「……何だよ。」


「もうあたしに話し掛け無いで。」


「……っ何で……!!。」


「何でも。それじゃ。」






吉濱なんかに。あたしの予定を崩されるわけにはいかない。




後ろから聞こえる吉濱の声。




それを振り切って歩き続けた。







「…………あたしは大人しく死ぬよ……。」





それが定めなら。




それがあたしの運命なら。








あたしは心よくそれを受け止めるから



だから。早く消えちゃいたいです。





  早く。自分を終わらせたいんです