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「………吉濱…」
「………っ……」
俺は、神田を見つめた。
綺麗な瞳を。ジッと
…………探していた
君だけを。俺はずっとずっと探していた、
そして同じように。自分である正樹の事も。
「…………俺は。いつの間にかお前だけじゃなくて…正樹の事まで探していた。」
「…………」
「正樹は…自分なのに。こんなに近くに居るのに……神田に会うまで、俺は正樹を遠くに感じていた…」
――――クスッ
「バカだよなぁ…」
「………………」
「…………っ」
ホントに俺は。
なんて大バカ野郎なんだろう
