結構田舎なこの場所で、俺は既にコッチの高校に入学していた。
親父が振り込む金で。
自分は何もせずに暮らしていた。
………このままじゃいけないのは…嫌ってほど分かってる。
勝手に置いてきた友姫の事も。
親父に全てやってもらってるって事も。
………そうだ。何かしなくちゃ…
望みを声に変えなきゃ………
でも。…友姫………。
お前は俺を受け入れてくれる?
「………………」
嫌だ。嫌だ。
嫌われたくなんか無い…っ……
『何でお前はそんなに駄目なんだ!!』
だめ。
俺は、ホントに駄目なんだ。
「………………友姫………。」
だって、本当に何もできやしない。
何も叶わない。
「………っ嫌だ…」
………友姫。友姫。友姫……。
「苦しいよ………」
俺は………………
………何をすればいい?


