――――――――――――
――――ガラガラッ……
「あれ………神田………?」
「………………」
「寝てるのか…」
初めて見た寝顔を思い出して、クスッと笑う
「…………………」
「…ん………」
あの時と同じような寝言。
じゃぁ。次に言う言葉は………………
「………大丈、夫……」
「……………!…」
「…ん………好き……。」
『…………嫌…』
そう言ったハズの。あの日。
いつの間にか。変わってたみたいだ…………
「………なぁ………」
「………………」
「何が大丈夫なんだよ………………」
「………………」
「何が好きなんだよ……?……」
「………………」
「っ………」
――――ギュッ。
神田をゆっくりと抱き締めた。
教えてくれよ………
今までより、もっと。
大丈夫って………何なんだよ…………
「…………っ………」
俺は。まだ。
全然大丈夫じゃ無いよ………


