だから。お母さんに言われる『大丈夫?』が、あたしを否定してるように感じて…
弱い人。と決めつけられたような気がして………
「………っあたし…!死にたくなんか無いんだよ…!」
「…うん。それも分かってる。」
「でも。居なくなっちゃうし……!…。石田さんには、あたしは居なくなって当たり前に見てほしいし………」
「………うん。」
「苦しまないでね…?あたしが居なくなっても………」
人が死んでも悲しまないでなんて、無理なお願いなのかもしれない。
でも。嫌だった。
自分のせいで誰かを傷付けるのが。たまらなく怖いの。
俯いて、泣きながら話すあたしの声を見逃さずに拾ってくれた石田さんは、少しの間をあけた後に話し出した
「………無理だよ」
「………え…?」
「神田さんが死んだら。あたし、絶対悲しむよ?」
「……………イヤだ…」
「………………あのね…。アンタ、勘違いしてない?」
勘違いって何よ………………


