生きて。笑いたい。








ガサガサッと木が揺れる音がして、近付くに人の気配を感じる






「………………」





チラッと指の間から隣を見ると。友姫は超間近で俺の顔を覗き込んでいた





「……………近い」



「………駄目?」



「キスすんぞ。」



「まだ。ダメ。」





顔を離して。友姫は俺の隣に座り直す






俺もまだ顔が赤かったけど。手を離して友姫の隣にちゃんと座った






「………さっきの。ホント?」



「嘘に聞こえた?」


「………だよね。じゃぁホントなんだ…」





そう言われると恥ずかしくなるわ………





何だか勝手に気まずく感じて、俺はそっぽを向いた







返事が怖かったってのもあったのかもしんない







「………あたし。凄い秘密が二つあるんだ。」



「………うん…」



「その1つ。今教えてあげる」



「………おー…」



「………あたし、正樹の事大好き。」



「…おー…。………………え!?」







ビックリして、友姫の方を見た。






すると真っ赤っかな友姫の顔………







夢じゃ無い?