これからどうしよう?

そう考えてあたしはフッと笑った。




答えなんて…決まってる。



あたしはヒロに会いたい。


ヒロの敵討ちは果たしたし…。


早く、ヒロに会いに行こう!




奴のナイフを取り出して、あたしはゆっくり目を閉じた。

真っ暗な世界の中…

ヒロの優しい声が聞こえた気がした。



ザクッ…!!

ナイフを思いきり胸に刺す。

胸の痛みなんて大丈夫…。

だってもうすぐヒロに会えるから…。

自然に頬が緩んでいくのが分かった。




さっき聞こえたヒロの言葉を思い出してあたしは呟いた。


「ヒロ…あたしも愛してる…」

…end…